小さなお堂
JR三才駅に近い長野市上駒沢の曹洞宗寺院である法林寺。規模縮小に伴い既存の社寺建築を解体し、檀家の皆様が手を合わせることができる場所として「小さなお堂」を設計した。社会全体の問題として今後同様の事例が増えることが予想される中で、規模を縮小しても手を合わせようとする方のためにこの建築は存在している。人々が祈りを捧げる大切な場所がカタチを変えながら後世に残すことは、この時代に生きる私たちに課せられた宿題なのかもしれない、と考えながら設計監理を担当した。銅板葺きの屋根が経年変化していく様子を近くで見守っていきたい。
2024.07~
計画敷地 : 長野県長野市
発注者 : 法林寺
主要用途 : 寺院(御堂)
敷地面積 : 127.05㎡
建築面積 : 16.56㎡
延床面積 : 16.56㎡
設計監理 : 小松剛之+戸井達弥
施工会社 : 山岸建築
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