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遠方から長野に移住されるご夫婦のための個人住宅の計画。浅間山や敷地北側の樹木と5.5寸勾配の屋根をシンクロさせ周辺環境に馴染む建築を目指しました。建築の形がそのまま内部空間で感じられるよう、登り梁の中に断熱材を納め、ラワン合板で一体的な面をつくり、屋根形状がそのまま内部空間を主体的に構成するように試みた。東側のハイサイドライトにより日中の日の動きを緩やかに感じられ、日中は照明をつけなくても明るく穏やかに過ごすことができる。軽井沢の自然環境にフィットするお施主さまの暮らし方そのものに品があり、建築の役割を再考する機会となった。移住後の庭づくりや畑仕事を通じて、建築の内外に生まれる様々な出会いや活動を今すぐにでも見に行きたい。
2023.02~2024.06
計画敷地 : 長野県北佐久郡軽井沢町
家族構成 : 夫婦2人
主要用途 : 個人住宅
敷地面積 : 696.28㎡
建築面積 : 61.33㎡
延床面積 : 92.54㎡
構造規模 : 木造2階建
設計監理 : 小松剛之
構造設計 : 株式会社三野建築構造研究所
施工会社 : 長電建設株式会社
写真撮影 : 西優紀美
© Ko place architects